前提知識

1)Lateral Thinking Puzzle(LTP)というゲームがある。日本語での訳語は特にないが、2ちゃんねるでは「ウミガメのスープ」というスレッドがあり、LTPを楽しんでいるので、「ウミガメのスープ」が訳語として定着するかもしれない。

ルール:
出題者は問題と作為解を持っています。
回答者はいくつでも「はい」「いいえ」が返答になる質問をすることが出来ます。
出題者は「はい」「いいえ」「わからない(それは解答には関係ない)」という解答だけ可能です。

醍醐味:
上記のルールで充分に正解にたどりつけ、かつエレガントな作為解。

2)その一例として「ウミガメのスープ」という問題がある。こちらは「世にも奇妙な物語」などで題材にされており、日本でそれなりに有名である。

問題:
ある男がレストランで海亀のスープを飲んだ。
彼はその夜、自殺した。
なぜ彼は自殺したのだろうか?

疑問

  1. LTPの発祥は?
  2. ウミガメ問題の発祥は?
  3. LTP/ウミガメ問題の考案者はハーバードの学生という記載がWEB上に存在するが、それは本当か? 原典はどこ?
  4. 景山民夫の「どんな人生にも雨の日はある」にある「元々はハーバード大学の学生が考えたゲーム」という記載をどうとらえるか?
  5. ウミガメ問題が15分で解けたらFBIがスカウトに来る(来た)という記載の原典はどこ? (一応、本当か?)

私見

「ハーバードうんぬん」は景山民夫の創作だと思っている。根拠は「どうせ景山民夫だから」というid:manpuku氏にあらかじめ否定されたものが中心であることは否めない。

傍証としては、googleで"literal thinking puzzle harvard (university)"を検索した結果を舐めてみて、解を得られなかったこと。ただし、これからまっとうに推測できるのは「ハーバード云々は日本語でしか書かれていないのではないか?」ということであって、「景山民夫の創作である」ということではない。

同様に、"FBI scout 15 minutes"でも芳しい結果は得られていない。しかし、これは"FBI スカウト 解けたら"方面でも同様である。

ついでに

パズルでよく見る「○分で解けたら何とか!」の記述って誰でも見覚えがあるけれど、まとめたページはなさそうだ。誰かまとめてくれると私は喜びそう。

  1. 10分で解けたらFBIがスカウトに!
  2. 一時間で解けたらコンピュータ!
  3. 5分で解けたら東大生!
  4. 30分で解けたら名人以上!

みたいなので、問題にリンク付けて。