逃亡作法―TURD ON THE RUN

このミス大賞銀賞。文庫になったところで購入。うーん、今いち。丁寧に読んでいないからかもしれないが、キャラが弱く感じる。選考では絶賛されたという前半もあんまりぴんと来ないなあ。妙にフロイトだの何だのを持ってくるスタイルが好みかどうか、ということろか。私は好みではありません。

そういえばミステリでも衒学趣味に走った作品はあんまり好きじゃない。果たしてこの本が衒学趣味に走ったノワールと言うかどうかはともかく。ってノワールってのもよく分かってないが。

この路線なら馳氏のほうが良いです。