新本格魔法少女りすか(西尾維新)

新本格魔法少女りすか (講談社ノベルズ)

書いてみると改めて思うけど、読者をしぼるのがタイトルなのです。しかしここまで来ると世界が何でもありなの。しかしやっぱり象徴するのが「りすか」という名前で、物語のキーが自殺的アクションなの。それがどうしても気になる。

というわけで、一回読んでいるのがファウストなので、りすかの言葉遣いに注目しつつ読んでみた。単純な入れ替えだけではないのが語順なのね。「彼は走る」→「走るのは彼なの」といった、法則的な変換だけではないということ。

ルールが発動しないことがあるのが長台詞なのもあって、難しいのはりすか語トランスレータの作成なの。