Ｇシリーズ２冊（森博嗣）

• θは遊んでくれたよ
• τになるまで待って

ふむ。φ（シリーズ第一作）で少なくともノベルスで買うのをやめてしまったので借り物でございます。このシリーズはどうやら一冊が一章で、全体でひとつの作品、という構成を色濃く出しているようだ。少なくとも隠していない。何故Ｇシリーズなのか、とかまあいろいろあるけれど、既に深読みする余地はいろいろありそうだ。ってそこまで読み込む意思はない。なにせ未読が50冊を超えていて、当面減る見込みがないのだ。

それにしても面白いのがhttp://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/nawadays.htmlの記述だ。私が買うのを見切ったこのシリーズが、今までで一番売れているノベルスだという。文庫→ノベルスというパターンの読者を取り込むことに成功したという構造だとは思うのだけれど。あと、30冊くらいは続けたい、という表現。なるほど。これはまさしく商売だな、と思う。この路線であれば確かに氏であればビジネスとして何冊でも書けそうだ。でも記号はどうするんだろ。

一方今更知ったのだが、自己負担でも構わないからできるだけ読んで欲しい作品があるという。『STAR EGG 星の玉子さま』である。http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/star_ess.html、http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/star_req.html。これは買ってみても良いか。