漫画ナツ100 2007

http://d.hatena.ne.jp/dangerous1192/20070730/p1
去年に続いて参加。

集計用エクセルファイル

作品が1シート目、キャラクターが2シート目です。基本的にタイトルだけですが、同名タイトル、同名ゲームがあると認識している2作と、ごく一部に作者を記入しました。なお、鉄腕バーディーは現在のヤングサンデー連載版を差しています。

少女漫画読みにとっては去年とあまり変わりませんが、マイナー解禁になってもそうそう候補が出てくるわけでもないので、去年(http://d.hatena.ne.jp/suihu/20060804)とあんまり差はありません。

では本文ではコメント付きリストを。

○去年とおなじもの

10月の満月に一番近い土曜日
14歳
BUGが出る
EAT MAN
NATURAL
OL進化論
Q.E.D.
SO What?
あさきゆめみし
アジアを喰う
アドルフに告ぐ
イズァローン伝説
いつもポケットにショパン
エロイカより愛をこめて
ガード・ドッグ
カードキャプターさくら
ざ・ちぇんじ!
さよりなパラレル
サルでも描けるまんが教室
スカート
すべてがFになる
ダークグリーン
デカスロン
ともだち何人なくすかな
なあばす・ぶれいく・だうん
ニューヨーク・ニューヨーク
ノーマーク爆牌党
バード 青山広美
はじめちゃんが一番!
ハッスルで行こう
ふしぎ遊戯
ペパーミントグラフティ
ぼくの地球を守って
マリオネット師
ヨシイエ童話
ライジング!
闇のジーザス
夏子の酒
怪人百面相
監獄ギャンブラー
危険がウォーキング
銀と金
刑務所の中
研修医なな子
国民クイズ
神童
西洋骨董洋菓子店
大都会にほえろ
天才ファミリーカンパニー
日出処天子
燃えよペン
不死身のフジナミ
部屋においでよ
墨攻

完結している漫画ばかりなので特に変化なし。エロイカより愛をこめての近刊は
微妙だが、やじきた学園道中記よりは良いかな。

○去年候補に出したけど落としたもの

mahjongまんが王
キクニさんの漫画パロディもの。すでに麻雀はどうでもいい世界だが、
当時は笑ってしまったもので。今読むと笑えるかは微妙。手元にないのはいいことだ。

東京ラブストーリー
ドラマは見てませんが、柴門ふみのなかではやはり完成度が高いと思います。
とはいえ、氏の作品にはどこか無条件では愛せないところがありますが、
原因は私のほうにありそうだ。

ああっ女神さまっ
最近ののぺーっとした展開を考えるに、とっとと完結させて欲しいところではあるが、
それなりに読めてしまうのもまた事実。ところで氏には全く罪はないのだが、
テイルズシリーズで途中で放棄するのは氏のキャラクタデザインばかりである。
絵単体ならいのまたむつみ氏より好きなのに。

逮捕しちゃうぞ
やはりこれくらいの巻数ですきっと終わると良いですね。ホームラン男ってどこから出てきたのだろう。

毎日が日曜日
3×3EYESの高田氏です。すんごくどーでもいい日常をどーでも良く書いた
漫画は好きです。その割に4コマ雑誌、4コマ漫画をあまりフォローしていないので、
読み出せばはまる漫画は沢山ありそうです。

ニナライカ
ビッグコミックスピリッツ21掲載から5年。ようやく単行本化。ってことはそれだけコアなファンが居る一方、
そーんなに売れるとは思われなかったというのもまた事実。実際、
コアなカメラファンにとってはどうかなあ、と素人目でも
思ってしまうところはあるのだけれど、
個人的にはキャラクタに妙な魅力があって悪くない。

空の食欲魔人
お気楽に楽しく気持ちよく読めるまさしく漫画。

ピアニッシモでささやいて
今となっては古風ないわゆる「少女漫画」。恋愛一直線ハッタリなし、
というか。しかし今となってはこーゆー「少女漫画」は貴重品だろう。

ゴルゴ13
去年のナツ100で選外になったのは不思議。ほぼスタイルを変えずに面白さを
維持するのはなかなか難しい。こち亀などとちがって、
見事なまでにストーリーラインにぶれがない、漫画界の水戸黄門

ローズ・ガーデン
まあわかつきめぐみなら何でも良いのですが、このカップル3組ものは良いですね。
こういうちょっとしたカップルものは好きです。
「みそぢのこいぢをぢゃまするな(源代洋子)みたいな奴でも。

月は東に日は西に
このタイトルでエロゲが出たとき、「まさか……」とは思ったけれど、
やはり杞憂だったようで。すっとぼけた主人公が好きです。

ブスと姫君
津田雅美の短編にははずれがありませんが、これを洗濯。
表題作みたいなベタを上手い人が書くのは大好きです。

根こそぎフランケン
押川氏の出世作になるのかな? それにしてもやはり「危険なペン7筒」は
単行本化されないのね。そいえば雑誌の廃刊で消えた連載もあったような。
リスキーエッジも楽しいが、不死身のフジナミみたいな痛快娯楽作品も期待。

いきばた主夫らんぶる
りびんぐゲーム星里もちる氏から。1巻完結ものではこれかな。

ALEXANDLITE
結局次に挙げたとおり、成田美名子氏の作品はほとんど挙げることに。
花よりも花の如くを挙げなかったのは完結していないのと、
ちと気合いを入れて読むイメージの作品になってしまっているあたりが理由です。
まあテーマが能だしなあ。

○新規に追加したもの

CIPHER
で、何でALEXANDLITEがCIPEHRより先に来るのかっていいますと、
やはり私は緩い日常のほうが好きだからですね。テーマ、ストーリーという意味では
こちらのほうが筋がとおっています。

説得ゲーム
戸田氏の短編集。表題作が良いですね。

チェン爺
博打と移植による入れ替わりもの。博打そのものよりは入れ替わり後の
ドラマが主眼。3巻とコンパクトにまとまったので佳作として読めます。

おおきく振りかぶって
まあ私がわざわざ語る必要はないであろう作品。そいえば
あさのあつこ「バッテリー」(小説)、文庫化したけどまだ読んでないなあ。

1ポンドの福音
完結記念に。高橋留美子ではこういうお馬鹿が好きです。
そいえば再刊のうる星やつらに掲載されている他の漫画家によるラム、
ネット上で見かけましたが、なんつーのか、こう、人選を誤っているというか、
ボツが出せないのかとか思った。

鉄腕バーディー
この作品、プロトタイプというか、未完に終わった同名の作品があ〜る以前に
ありまして。それがここまで化けると思っていなかったのでびっくりしつつ
リメイク版バーディーの出来に驚いています。

しあわせのかたち
桜玉吉日記じゃないの? という声も多いかと思うのですが。
これくらいの壊れ方が私には心地よいです。

へうげもの
実はデカスロンを持っていなかったり。ジャイアントに至っては読んでもいなかったり。
というわけで、初めて購入している山田作品でございます。山田氏健在、
いや、さらに面白くなってさてどうなるか、という感じ。
しかし擬音の作り方が上手いなあ。

ONE OUTS
これも去年完結かな。後半の展開をどの時点で構想していたのかは分かりませんが、
この収束のさせ方は見事としか言いようがなし。
さて、LIER GAMEはどうなるのだろう。うーん。

会長はメイド様!
あぁ愛しの番長さま
花とゆめ系から。コメディ系の2作を選択。しかし現実のメイド喫茶って、
メイドさんの平均年齢や分散ってどうなってるんだろ。
執事喫茶(執事も客も女性)は行ったことがあるのにメイド喫茶は行ったことがないな。

夏目友人帳
これ、わかつきめぐみが好きならおすすめ、って聞いたか読んだかしたんだけれど、
どちらかだけが好きな人も多いような気がします。というのは、
夏目はやさしいけれど、傷も多く持っていて、その傷が結構はっきりと
描写されているっていう情緒的な側面と、ゲストキャラクタの多さ。
わかつきめぐみの魅力はキャラの少なさによる箱庭感ってのもあると思うのです。

センチメントな季節
まあ正直選択に息切れしているところは否めない。とりあえず目の前の本棚にあった。

神の雫
ワイン版ガラスの仮面にして、原作はマガジンにおけるキバヤシ氏。
間延びしないといいなー。11巻現在、今のところ快調。

やじきた学園道中記
ちょっと前に触れたが、近刊は微妙。昔の時代のは、当時の時代感でのギャップが
面白かったのだが、今では時代差がありすぎてどうなのか。うーん。
時代劇とか任侠ものとか、その手の作品のファンでなくても、
ある程度雰囲気を知らないと訳が分からないかも。ノリがわかれば楽しめます。

のだめカンタービレ
もともと海外編が予定されていた、という構想にはちょいと驚きました。
海外に行く時点で完結すると思いこんでいたもので。
しかしそろそろ着地に向かわないと迷走しそうで、
どうやってまとめてくれるのか興味深いところです。

理想雀士ドトッパー
わずか2巻なのだけれど、あとがきに作者本人が書いているとおり、
片山まさゆきの魅力が充分にあらわれている一作。
爆牌党とか天牌みたいな方向はありませんけどね。

ぶんぶんレジデンス
麻雀のフェアリールール(特殊ルール)でひたすら矢鴨君が悲惨、
というただそれだけの漫画なのですが、そのルールが素晴らしい。
単行本読みたいなあ。しかし、その単行本も2巻が発売されなかった、
それが竹書房クオリティ。

バシズム
少女ファイトも充分面白いのですが、この先もっと面白くなると思うので、
今年は短篇集にしておきます。原典。

とめはねっ!
これもまだ選択には早すぎる作品ですが、河合氏だし、書道だしなあ。
道具は買ったし腕もそこそこなので、作品応募したいなあ、とおもいつつ半年以上。

ロケットマン
完成度、と言う意味ではちょいとアラもありますが、
こういう活劇を10巻でまとめてくれるのは嬉しい。
どうもMONSTERで引っ張りすぎるドラマに対してトラウマになったようです。


鈴木みその代表作になるであろう作品。各種業界のお金の事情を淡々と。
語り手が霊体なのが上手いですね。

喰いしん坊!
いまさら、というタイミングで始まった大食い漫画なのだが、読ませる。
大食いの方法に関して、どこまでがリアルでどこまでがネタなのかは不明だが、
次の巻を手に取らせる力は凄い。

未来日記
バトルロワイヤルよりジャンル化した殺し合い漫画。
「日記」という情報と、ヒロインの「狂気」という要素が良い味で、
大変先が楽しみです。

大字・字 ばさら駐在所
うえやまとちクッキングパパの前に書いていたもの。
後にクッキングパパに登場する(名前まで同じ)キャラもいたりして興味深いところ。
流石に「走れ!TINY君」に投票する勇気は起きなかった。これはごく
初期のパソコンゲームファミコン以前、BASICによるもの)の
マニュアルが漫画になっているというシロモノ。漫画としても面白いとは思うが、
現物は手元にないし、やはりこれはレトロPCに属するものだろうなあ、と。

GUNSLINGER GIRL
数会わせが否めなくて済みません。エピソードごとに好みかどうかはっきり分かれます。
この設定なら話の縦糸がはっきりとあったほうが好みかなあ。

ビーナスは片想い
どーでもいいラブコメ(褒め言葉)を書かせたらこの人です。
まさか2桁巻に届かせるとは。お見事です。現在連載のZIG★ZAGも伸ばせば届くかも。

覆面作家は二人いる
ミステリの原作ものから。原作を昇華させる域には届いていないけれど、
原作の空気を上手く漫画に持ち込めていると思います。

フラワー・オブ・ライフ
よしながふみの長編は4巻、の法則は大奥で破られるのか。
まあそーゆーことは置いておいて、日常ものラブ、な私には良い漫画でした。

ヒストリエ
果たして完結する時あたしゃいくつだ、というのが最大の問題だが、面白いのは確か。

こんなもんいかがっすかぁ
水玉螢之丞氏の漫画。まだパソコンがマイナーな、インターネットではなくて
パソコン通信だった時代に書かれたもの。だんだんPCネタが薄くなっていって、
漫画のパロディ炸裂モードになっていく様はなかなかです。

※キャラクター

鳥坂先輩 究極超人あ〜る ゆうきまさみ
「根拠はないが自信はあるのだ!」にはじまる素晴らしいキャラクタ。
彼なくしてあ〜るの世界は成り立たない。というか、
あ〜るがいなくても成立するんだよな、この漫画。主人公が狂言回し。

神田エイジ 西洋骨董洋菓子店 よしながふみ
元不良、天然、努力家。おそらく現実では愛せそうにないキャラクタですが、
漫画だと好きなキャラクタになる、というのは面白い。
いや、漫画で好きなキャラ=現実でも好きなパーソナリティ、という方が少数派か。

エーベルバッハ少佐 エロイカより愛をこめて
正式にはクラウス・ハインツ・フォンデム・エーベルバッハ少佐
彼の登場によって、1巻に登場した3人組は完全に姿を消すこととなる。
大変愛おしく楽しめる存在。つうか最初に思いついた2人がゲイが身近にいる
ノーマルって何だ。

暮里阿梨 So What? わかつきめぐみ
ほわわん。ぼけーっとした日常。そういうものの象徴が彼女です。くー。

ハル CIPHER 成田美名子
成田美名子から一人、ということで考えてみたら、いちばん良い奴である
彼を選択することとなりました。アニスかなー、とおもいつつ
CIPHERをめくっていたけれど、やっぱりこっちかな。
サラという相方も良い感じです。

柏木晴 すくらっぷ・ぷっく 小山田いく
先日読み返したらまー青臭い演出に「年喰ったなー」とか思ったりもした訳ですが、
面白いことには変わりはなく。お笑い担当から青春担当まで、
やはり彼あってのすくらっぷ・ぶっくでしょう。

マリア ハヤテのごとく! 畑健二郎
作品として投票できないからこちらで無理矢理選んだのですが、
ハヤテはちょっと違う気がするし、うーん……と迷った結果黒幕さんを選択してみました。

牧野いくろう 危険がウォーキング  星里もちる
星里ワールドにおける平和キャラの代表として。
しかし桂枝ちゃんじゃないのは私の性格なんだろうなー。まあカップルに一票、
という感じ。

金子竜三 怪人百面相 いわしげ考
このキャラあってこの漫画あり。そういう強烈なじいさまを思い出した瞬間、
選択は決定となりました。こういう生き方をしたいとは思わないけど、
漫画としての絵になるなあ、とは思います。

ボルト・クランク EAT MAN 吉富昭仁
同じく、このキャラしてこの漫画あり、というキャラクター。
短編の伏線を回収するスタイルのお話が好きでした。

やあ、1日伸びたから参加しよう、って2:00に思って今7:30ですね。やっぱりこれくらいかかるかあ。ふう。

(追記:08/17 preタグの中身を改行していなくて馬鹿なhmtlになっていました。まあ、こういう記述にpreタグ使うな、という正論もあるのですが。あと、今になってREGGIEとか思い出した)