オリジナルカードゲーム(トランプゲーム)「ジャストメイク」

こんな所に書いても遊んでくれる第3者がいるかわからないけれど、かなり良くできている感触を得たので自分のためにもここに記録。いろんなゲームの良いところ取り。テストで行った実戦とは微妙にルールを変えています。

ルール(12/28:最終更新)

カード5枚、多人数でやるナインティナインのバリエーション、で通じるなら話は早いです。スーツ(マストフォロー、切り札)の概念がないのでより簡単。

  • 人数:4〜9人。実戦テストは6人のみ。おそらく5〜7人推奨。
  • 使用カード:ジョーカー2枚を含むトランプ54枚。
  • 全員に6枚ずつ配る。
  • 最初に取得トリック数を6枚のカードから1枚を選び、表にすることで宣言する。宣言は初回は適当、2ゲーム目以降は前ゲームのラストトリックの勝者(ラストトリックが勝者なしならその前)から時計回りに宣言。
  • 取得トリック数はマークによって決まる。ダイヤ0、スペード1、ハート2、クラブ3、ジョーカー4以上。0〜3はマークの形からなんとなく覚えてください。
  • 宣言に使ったカードはゲームでは使用できない。
  • 最初に宣言した人からリード。時計回りに一枚ずつカードを出す。
  • トリックをとった人が次のリード。
  • 負けたらカードを横に、勝ったら縦にして手元におくと数えやすい。テスト戦では出たカードを覚える気力など残っていなかったので、表にしたまま並べたが、真剣にやるなら伏せて並べよう。
  • 5ターン行い、宣言通りぴったりのトリックを取れた(ジャストメイクした)人たちが勝ち。

トリックの勝敗

  • A>K>Q>J>10……>2(マークは無関係)
  • ただし、同じ数のカードが出たら無条件に負け。
  • 全員負けもある。そのときのリード権は変わらない。
  • ジョーカーが出たらカードの強さは逆転する。ジョーカーは負け。
  • ただし、2枚目のジョーカーが同一ターンに出たら、1枚目のジョーカーを出した人が無条件に勝ちとなる。そのため、ジョーカーは負け確定カードではない!※
  • AK7642……Aの勝ち。
  • KK8883……3の勝ち。
  • JJ6622……全員負け。リード権変わらず。
  • Joker,87533……5の勝ち。
  • Joker,K,6,Joker,A,K……1枚目のJokerの勝ち。

※参考:テストプレイ時は、発想元が大貧民の「革命」「革命返し」だったため、Jokerが2枚出た場合は、1枚目のJokerを出した人と、他のカードで最強のカードを出した人の二人が勝者だった。最後の例の場合、Aを出した人も勝ち。この場合、トータルトリックは最大6になる。リード権は後者のAを出した人。ルールを複雑化するほどのメリットはないと判断してシンプル化。

得点/勝利条件案(ここをテストしないと完成とは言えない)

実戦時は1ゲームごとに「勝った負けた」「一人負け一人勝ち」といった会話で終了。実際にはゲーム毎の得点と、トータルでの勝利条件を付けた方が良いだろう。6人での案。実戦例なし。まずはゲーム毎の得点。

  • 全員負け……ノーカウント※
  • 1人勝ち……勝者に+3
  • 2人勝ち……勝者に+2
  • 3人勝ち……勝者に+1
  • 4人勝ち……勝者に+1
  • 5人勝ち……勝者に+1、敗者に−3
  • 全員勝ち……勝ったトリック数だけプラス※

バリエーション案。

  • 全員負けの場合、「全員の順位(持ち点)が逆に入れ替わる」としても良い。
  • 非常に難しいクラブやJokerを出しての勝利は点を倍にしても良いだろう(本人の選択制)。
  • Jokerでの勝利は無条件でトータル勝ち、くらいでも良い。
  • あるいは5トリック全て取ったらビッドに関係なく無条件でトータル勝ちでも良い。
  • リード権をもっていて妨害されずに勝つのは非常に難しい。AAAAKJoでも引かなければほとんど無理。それでももう1枚のJokerが山にないと駄目。Kはほぼ確実につぶされる。AAAAJoJoなら話はさすがに別だが。
  • 参考:実戦で4トリック取ったプレイヤは一人だけ。その人の宣言は0トリック。

次にトータルの勝利条件。単純に何回戦かの合計点の多い人でもよいのだが、ここは「ジャストメイク」の名に恥じぬよう、合計点も「ぴったり目的の点数に達した人」にしよう。仮の目的点数として、7点を提案。7点を超える得点をとってしまった場合は、その得点がマイナスになる。同時に7点達成者が現れた場合は、両方勝ちでも良いし、最終ビッドでトリックが多い方を勝ちとしても良いだろう(基本的にトリックをとらない方が簡単)。

※余談。7点なのはおよそ1戦1時間になりそうなのと、「ジャストメイク」って言えばやっぱり7メイク(コントラクトブリッジより)でしょ、という意図。よりジャストメイク、というかブリッジの要素にこだわるなら、成功時の得点=成功人数にかかわらず取ったトリック数、のほうがいいかなあ(0トリック=1点、1〜5トリック=1〜5点)。まあ、このあたりは元ネタにこだわるより、終盤の妨害合戦でどっちのほうが楽しいか、ですね。今のルールでは単純にジャストメイクを阻止するだけでなく、故意に1〜2人成功に追い込むことでポイントオーバーという戦術もある。リーチがかかった人間がいたら、皆クラブでもビッドしておいて、全員マイナスかポイントオーバーに追い込む。あれ、全員失敗時の得点をマイナスにするとこれは泥仕合になるな。得点案修正。

※余談2。トータル目標点は3点くらいで良いかも。開幕一人勝ちならいきなり終了。ひとり負けのペナルティは無条件にトータル点数をマイナス1に、くらいの修正で、スピーディーでよりシンプルなゲームになるかも。

元ネタにしたゲームたち。

ナインティナインは高校の時ひたすらやりました。ゲームのタイトルである、最高点である99点は一度も登場しなかったような。