MYSCON6
徹夜開けで寝る前に最低限のメモ、それに追記/修正という形で。運営にも口を挟んでいるけれど徹夜明けの率直な印象と言うことでご勘弁。
開始前
基本的に早く着く人間の本領を発揮して、一番最初に到着。そりゃ40分前じゃな。会場である大森会館をでぼーっとJapan Times(そうか、海外観光客のための宿でもあるのか)を読みながら待つ。
スタッフがそろうに応じて、名札作り、テーブル並べ、ざぶとん並べ、地図張り、会場誘導(必要なほど分かりにくいのかな?)などが行われていく。受付開始後は来客に簡単な説明と荷物置き場(一応寝室か、私にその意識は希薄だが)の案内。
上手く人の流れをつくっておけばヘルパーは不要かも。たとえば会場間取り、注意事項なんかは紙一枚にすれば、誘導もあまりいらないかも。マニュアルの充実→案内人員の削減ができないかな?
・館内案内(地図、注意事項)
・タイムテーブル
・参加者リスト
あたりをどうにか。同人誌即売会なんかも、受付に立て看板つくるとか。もえかんと長短編マッチ箱3(少年少女、というテーマで選択)を購入。中を読んでもいないのだが、とりあえずマッチ箱という名称ならA6ではなくA7に挑んで欲しい。製版が手作業になるのはおそらく必須だが。いや、でも、A7縦2段で組んで、縦長にして中央で裁断すればいけるかな。
つまり、A4に2冊分縦に印刷して、縦に2つ折りにして閉じる。それを中央で裁断。って4まで出た作品集の判型変更をする理由がないのは分かっています。あくまで「マッチ箱」とだけ知っていた私の妄想です。はい。
開始後インタビューなど
オープニング挨拶と太田氏インタビュー。なるほど、シチュエーションのストックをためておく、という手段は私も同じだ。もちろん、出力の質と量がケタ違いだが。新宿少年探偵団はやはり「ノベルス」という媒体のせいか、「合理性」を重視しているのか。個人的には、やりはどうせやるなら荒唐無稽な戦いをエンドレスにやる、くらいの気概をもって望んで欲しかった。せめて2クール、26冊。そういう企画なら青い鳥文庫だろうけど。
それにしても、ただだらだら書いているだけでは「僕の殺人」のときのような必死さは得られないなあ。
休憩
ここでおにぎり1,クリームメロンパン1を補充。ついでに反則気味ではあるがなんでもベスト10のネタ出しを他の班のS氏と。
グループ別飲み会、ネタ出し
まあ妥当な「続編希望」ができあがる。私だけが挙げた「ふしぎとぼくらは何をしたらよいかの殺人事件」が他のグループで2度登場していたのに笑った。私は真面目に今の橋本治に続編を書いて欲しいのですが。
しかしこれで発表の時間が別にあるとなると、例年のミスコンはそうとうタイトなスケジュールだったんだな。
企画1
洋画興味なし、蛍読んでないということで大部屋でのんびり。少人数酒部屋になっていた。煙草部屋への分散もあり、人数10人程度。ミステリソムリエに……そなえず紫蘇焼酎を飲みながら、思わずチンチロやインディアンポーカーで時間つぶし。1000ペリカ程度が動く可愛いもの。
企画2
ミステリソムリエ。直感通り、制限時間15秒とかならぶどうの銘柄くらいは当たっていた。まあ飲み干していたし、そんなものだろう。まあいつも飲んでいる品種(ミュスカデ)は確信を持ったので良しとしよう。私にとってはワインはサブで、食事がメインだ。日本酒だとこれが入れ替わる。だから一番癖のないミュスカデね。まあ、きついワインとそれを打ち消す濃い料理、というのも良いのだが、4人でボトル一本、といった飲み方だとそれもできないしね。無難に。
ああ、量を減らしてもらっておくべきではあった。かなり余らせたのがもったいない。
来年は赤でやるとか。それならお金だしてもいいから高級なの一本入れたいね。裏の児童文学も壮観だったらしい。
そういえば、ヘルプ要員なのだから、ここの撤収作業、手伝うべきだったな。意識がオークションに向かっていたのと、アルコールで忘れてた。
オークション
やはり私の出した本は白すぎた。前座としてもミスコンという場では価値なさすぎ。まあそれはそれとして3件落札。老いた悪魔は楽しみだ。うち桐野夏生の初期作品「真昼のレイン」は会場で読んだ。作者を除けばまあ……(略)。よく化けたものです。
それにしても古書には薄いつもりでいたのだが……だいたいの古書相場はわかってしまうな。単に古書店で集めていないだけで、値札はきっちり見ていたということか。
さて、どういう本が似つかわしいかは分かった。そして私はそういう本を売るくらいは持っている。そして手放しても構わない。はっきり言って値段を無視したらライトノベルのほうが大事だ! ……で、来年どうするかね。深夜企画も見たい気がするし。
いちばん落札したかった「アメリカ探偵作家クラブ傑作選」は1800円だったかな、で投了。持っている「アメリカ探偵作家クラブ傑作選2」を簡単に発掘したのだが、見つからないなあ。出てくれば絶対そこそこの値段つくし、面白いし、読んでもらえそうなのだが。
深夜〜早朝
飛びこみのO氏と初対面で、I氏と名前も確認せずにインターネットや、それ以前の話。氏の翻訳だったり書籍だったりはだいたい読んでいるのだが、それを話すのもわざとらしい気がして、ここはひとつインターネット黎明期のWEB日記の方としてお話させていただいた。
その後、Y氏とやっぱりミステリとは全然違う話。文章解析とか、源氏物語とか。よくそういう戯言につきあってくれたものだ。ええ、お互い初参加者なのにごめんなさい。そういう集まりではありません。
早朝はセカチューの話をしている輪に「本屋で立ち読みしたよ」、という一言からはいり、「みんなが読んだことのありそうなミステリ」の話。「十角館の殺人」「すべてがFになる」はともかく、「0の殺人」を全員、というのは驚いた。それから海外古典を読んでいない人は徹底的に読んでいないものだな、と。
フェアプレイという話。そもそもフェアプレイというものがどうでもよい、面白ければ良い、という私には結論はどうでも良かったのだが、2ちゃんねるでの板による理解度の差異、というのは面白かった。そもそもミテスリ板とかラノベ板なんて見たことないな。そういえば、その俎上に挙げられた「君と僕の壊れた世界」は続編が読みたいベスト10の候補になっていたな。「どうせ出る」ということでランクインはしなかったが。
解散後
掃除して撤収。濡れ布巾とかでテーブルをふくべきか(キッチンペーパーで拭いた)、ビンの始末はどこまでするのか、といった宿との了解事項が分かっていなくてちょっと混乱。結局黙々と酒を捨てていた。吟醸酒ほぼ一瓶まるごとはだれか持ち帰るかな、と思わないでもなかったが、ここはスムーズな処理を優先。流しに座れていきました。持ち込んだ方ごめんなさい。
スタッフの方とともにジョナサン(行きつけらしい東京ドームの前)へ。3人でタクシーで先行。朝食を食べて水道橋から帰ってきました。
ネットワーク回り
スタッフ用メーリングリスト(送受信共にスタッフ、myscon-adm@ore.toみたいなの)とスタッフ用受信アドレス(スタッフ宛にとどくアドレス、.forwardでもまあ良い)があった方が良い。問い合わせへの対応には必ずmyscon@ore.toにCCを入れる。掲示板まわりとか、1年あるのだから、できれば早いうちに手を出しておきたいところだ。
あとは歴史(過去のミスコン)のアーカイブ方法も検討する時期だろう。このままカテゴリをミスコン7に変えるだけで来年は大丈夫かな。でも、ブログという形式は10年というスパンで考えるとちょっと大変。更新は楽なんですけどね。
感想
総じて言えば面白かった。日程と体力と相談して問題がなければ参加するだろう。そして、私は「ミステリ読み」でもなく「ライトノベル読み」でもなく、「本(漫画含む)読み」なんだな、ということを思い直した。
P.S. ちゃんとデジカメ画像確認したら、ヘテロミクロアになっていました。いや、それだけです。
変更履歴
不用意な発言などありましたらごめんなさい。では、お休みなさい。(11:28)
一応追記修正しました。(22:05)