2009年上半期ライトノベルサイト杯


半分死んでいるサイトでやっていいのかな、とも思うけれど
読んだ本をピックアップしたついでに投票してみよう。

個人的投票基準はシリーズものでも該当巻の評価を重視。
別版で購入したものは対象外。数字は便宜的な連番で意味はない。

投票部分(3冊)
鳥籠荘の今日も眠たい住人たち【09上期ラノベ投票/既存/9784048675291】
秋期限定栗きんとん事件【09上期ラノベ投票/既存/9784488451059】
アンダカの怪造学【09上期ラノベ投票/既存/9784044810115】

1)2) ラプンツェルの翼(IIも)(土橋真二郎

個人的に好きな作家なんだけど、いつももうちょっと面白くなるような気もする。
扉の外、ツァラトゥストラへの階段と比べても微妙かな。

3)バッカーノ!1931 臨時急行編 Another Junk Railroad(成田良悟

安定して楽しめたはずだけど、今内容を殆ど覚えていない時点で終了。

4)5)ダンタリアンの書架2,3(三雲岳斗

これはシリーズの基本設定そのものに懐疑的です。
キノの旅との差異をあまり感じなくて。
あと絵はあまり気にしないほうだけど、漆黒の瞳のダリアンはどこだ。

6)ベン・トー3 国産うなぎ弁当300円(アサウラ

確かこれはライトノベル杯関連のエントリを見て買ってみる気になったんだっけ。
まあ面白いかな。絶賛、とまではいかない。メガドライブとかのネタは
何割くらいの読者に通じているのだろう。

7)晴れた空にくじら2 戦空の魔女(大西科学

ウェブサイト「大西科学」はずっと読んでます。
雑文サイト、と呼ばれるサイトで現役な数少ないひとつ。
継続は力なり、を地で行く感じだなあ。

小説自体はのんびりした展開なのでまだまだ何とも。
もう何巻か読んでみないと。

8)マリア様がみてる ハロー グッバイ(今野緒雪

シリーズの終わり方としてはなかなか。
夏の「リトルホラーズ」でかなり台無し感はあったけど。
単体としては悪くない。

9)10)狼と香辛料 XI SCII,X(支倉凍砂

個人的にも面白かったけど、興味深かったのは
父(60代)がシリーズを通読した上に読み返したこと。
ホロとロレンスのやりとりが面白いって。へえ。

11)鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (6) Blood Party!(壁井ユカコ

好きなシリーズが綺麗にたたまれました。
作者の他の本も最近ハードカバーでの刊行が多くて読めていないものが多いけれど、
いずれ読みたい。キズナと浅井の距離感が好きでした。投票。

12)悪魔のミカタ666 (6) ノットB(うえお久光

無理にこのシリーズを続ける理由がない感じ。
他の作品のほうが面白い。

13)狂乱家族日記 番外そのよん(日日日

シリーズ序盤のすっとんだ設定を認めさせてしまう腕力の凄さを考えると、
この番外単体では普通。正直、番外編は総じて本編に比べると弱い。

14)されど罪人は竜と踊る (5) Hard Days & Nights(浅井ラボ

ガガガに異動して元気になったでしょうか。
この世界のノリは好きです。

15)秋期限定栗きんとん事件 (上)(下)(米澤穂信

ちっとも心温まらない素晴らしいシリーズ。
話はどこへ向かうのやら。投票しないと怖いから投票。

16)メグとセロン IV エアコ村連続殺人事件(時雨沢恵一

このシリーズは初代(アリソン)が一番好きだなあ。
ぶっちゃけた話、集団を書くのが上手くないんじゃないか?
各キャラの印象が見事に薄い。

17)デュラララ!!×5(成田良悟

7月発売のx6へ続く内容なので、私の基準では投票はしないけど。
x6も含めるとどうかな、うーん。話全体がヒキとも言えるし。
まあ、シリーズ序盤のほうが面白いか。

18)アンダカの怪造学 X 空井伊依の伝説(日日日

シリーズの終わり方としては非常に満足。
あとがきの「古典的」という表現はへえ、と思った。
迷うことなく投票。
今こういうストレートな性格のキャラクタで話を
まとめきるって凄いと思う。

19)アスラクライン (12) 世界崩壊カウントダウン(三雲岳斗

ランブルフィッシュが面白かったよなあ、という未練が
未だにあるわけだけれど、まあ読めます。
無事にクライマックスに向かっているのかなあ。

20)バカとテストと召喚獣6(井上堅二

ちょっと前のエントリにありますね。もちょっと
バカに加重があるほうが好きです。
でもこの設定でのバカのパターンは出尽くしたのかなあ、とも思う。

21)お釈迦様もみてる 学院のおもちゃ(今野緒雪

マリ見てファン用。これ単体ではなあ。

22)貴族探偵エドワード 紺碧の海を渡るもの(椹野道流

この作者の「日常」が好きなので、個人的に安心して読める作家。
「にゃんこ亭のレシピ」が一番好きなシリーズ。
漫画家ではなかじ由紀が同じ位置づけです。

23)偽物語 (下)(西尾維新

あたまわるい会話だけが魅力なのに、会話がいまひとつ。
ということで終了。

番外)きみにしか聞こえない乙一

スニーカー版で購入。乙一の中でもかなり好きな方。
おすすめ品。

番外)海の底(有川浩

ハードカバーで購入。文庫化したのか。
書き下ろしあるのか確認しよう。

「空の中」文庫書き下ろしの短編は
本屋で立ち読み、という暴挙に出たのですが、面白かった。
ただまあ、買う側からすると安い文庫のほうがお得、というのは
微妙な気分ではあるのもまた。

塩の街の文庫はいつかなあ。電撃版しか持っていないので。

未読)おっさん3匹、植物物語(有川浩

血迷ったときか文庫落ちしたときに読みます。

23冊、月4冊弱かあ。これくらいの数だとやっぱり「読んでないなあ」という感じです。電撃大賞ほか、受賞作をほとんど読まなくなっちゃったから、新規開拓もなかなかないし。投票3作はまあこんなものか。