漫画ナツ100

http://d.hatena.ne.jp/dangerous1192/20090802/p1

去年は見落としていたなあ。今回は参加用ファイルを作ったり正式名調査が面倒なのでとりあえず何も考えずに列挙だけしてみよう。正式参加はしないでこっそりと。漫画ならなんでもアリで100個並べる、かあ。

なら、今の基準で好きかどうか、じゃなくて、はまった時期がある、インパクトがあったという基準でやってみよう。つまり必ずしもおすすめ漫画ではない。とか思っていたけどすぐ力尽きた。


1.ドラえもん
幼少期のバイブル。あまり裏を考えずにすんなりと楽しんでたなあ。
コロタン文庫のひみつ道具大百科とかも読んでたなあ。

2.とどろけ!一番
コロコロコミックの受験ギャグ漫画。今ほど私立受験が一般的じゃないからこそ
成立したのかなあ。最近どこかで読んだけれど、この漫画にしてもあらしにしても、
ネタの方向性は編集部主導だったみたいですね。

3.ゲームセンターあらし
コロコロコミックからもう一つ。「ゴリポン君」とか「金メダルマン」とかいろいろ
あるけど無難な奴を上げてしまった。「ロボッ太」は下ネタ漫画として突き抜けていたけど、
好きだったかというと否だしなあ。

4.プロゴルファー猿
藤子漫画からだとこれになるのかなあ。新も好きだったけど、ドラゴンと戦い、
最後はなぜかプロテストで終わるオリジナルの無駄な迫力が好きだった。

5.すくらっぷぶっく
小山田いくの代表作。今読み返すとあー、みたいなとこはあるんだけれど、
この青臭いノリがとても好きだった時期はある訳で。リアルタイムで追っていた
わけではないのだけれど、これがチャンピオンコミックス、というのは
今を考えるとなんだか不思議。まあブラック・ジャックとかもそうだけど。

6.マリオネット師
小山田いくの裏代表作。マリオネットを操ってスリをするって。
中二病満開のあやしい設定にややダークな世界観。
いろいろツッコミどころは満載なんだけど、好きだったのは確かなのよねえ。

7.美味しんぼ
途中で単行本を買うのを投げて読んでない漫画ではあるのですが、
スーパードライナチュラルに飲めるようになるまでに相当時間がかかりました。
ビールの呪縛は強かったなあ。今の味覚でいうとピルスナーの国産ビールであれば
特にこれ、ってのはないです。作者の説教漫画になる前は面白かったなあ。

8.めぞん一刻
最初に購入した高橋留美子作品。一番好きでもある。また青年誌でこれくらいの
規模のお話書いてみてくれないかなあ。1ポンドの福音も面白かったけど、
ちょっと小粒よね。

9.うる星やつら
後からワイド版を買った。初期の絵柄に驚いたり、めぞん一刻とは違って
ほぼストーリーのないギャグ漫画にとまどったり。後半に行くほど面白い、
というのはギャグでは凄いことだと思う。

10.ぼのぼの
当時は崇拝する勢いで好きだったなあ、いがらしみきお。ひとけた巻くらいまでか。
BUGが出るも好きだった。20巻手前で手を離したのだけれど、
まだ新刊は出ているみたいだなあ。個人的には映画版で終了、といったところなのか?

11.なんて素敵にジャパネスク
厳密に言えばコバルト文庫版のほうなんだけれど。日本古典に一時期どっぷりつかる
橋渡しとなった作品のひとつ(決め手は窯変源氏物語)でもあり、少女漫画に
浸るきっかけになった作品でもある。ま、端的に言えば「あ、少女漫画って
普通にストーリー漫画もあるんだ」というだけの気づきだったので、
この漫画である必然性はあまりないのだけれど、ファーストコンタクトがこれだった。

今人妻編が刊行中(連載は続いているのかな?)だけど、その最中に
氷室冴子氏は亡くなってしまいました。もう1年になります。
麻生野枝支店のなぎさボーイを読みたかった(全然漫画の話してねえ)。

12.ぼくの地球を守って
痛いファンとかなんとか、そういう外野をぬきにすれば面白いと思う。
ドラマツルギーを前世に求めるという手法をオリジナルで生み出したのも強いし、
そこに乗せたドラマも面白かった。画集まで買い集めたものです。

13.ガラスの仮面
とにかく圧倒的な読ませる力。ガラスの仮面に比する漫画はあっても、
超える漫画はない。文庫版の既巻を買って、そのまま数時間凍りつき、
その足でまんだらけに行き、のこりに花とゆめ版を買ってむさぼり読んだのは至福の時間。

14.ハッスルで行こう
私の他に投票ものでこの作者(なかじ由紀)の漫画を挙げているのを
見たことない(あんまり書評サイトみてないけど)。
でも、山ほど読んだ「どーでもいいラブコメ」の中では一番安心して読める。
この安心感を上手く言語化できたらなあ。

実際のところ、どれくらい人気あるのかなこの作者。

15.カスミ伝
面白いか面白くないかで言えば面白くない実験漫画。実験漫画=カッコイイ、
みたいな時期がありました。そゆことです。今手元にはないけど、
こち亀の実験漫画群と比べるとどうなんだろう。筒井康隆は読み返すけど、
こっちは読み返さないなあ、と。

16.究極超人あ〜る
リアルタイムでは微妙に追えていないのだけれど、看板連載だったはずで。
なんていうのかなー、微妙にマイナーであるはずの漫画がメジャーにいる
すわりの悪さ、みたいなのを感じないこともなかったり、

とか小難しいことを考えたりしたこともあったけど、単純に楽しいやね。
分かりやすいネタも、分かりようがない小ネタも。

ここまで書いて力尽きた。素直に今も面白い漫画はどこかで書いたことある話だし。そうでない漫画を語る動機付けがむにゃむにゃ。

持ってないけど面白い漫画という作者(出版社?)に申し訳ないネタを一瞬考えた。「CAPETA」「GIANT KILLING」「デカスロン」「天牌」「喰いしん坊!」とかとか。