FF13感想

多分そろそろシナリオは終わるけど、その前に世界をうろちょろしている段階です。減点方式で採点するとかなりアレなことになるけれど、世界はものすごく綺麗だし、システムはかなり新鮮だ。モンスターの主に大きさも迫力があって良いです。ハンターxハンターのジンのシーンを思い出しました。それこそ縮尺はリアルにあんな感じ。個人的にはそれなりに遊べるけれど、楽しさでは他のゲームに一歩譲る。たとえばFFならFF10,12の方が面白い(FF12も否定的な意見の多かったゲームだが、個人的にはとても好きだ)。

ゲームとしてはチュートリアルがやたらに長い。そのチュートリアルが面白ければ良いのだけれど、あまり手放しで面白い、という感じでもない。映像の間にチュートリアル(にしては結構難しい)がはさまる感じ。世界の景色はもちろん素晴らしく綺麗なのだけれど、広さや動きやすさにおいてFF12に劣る。でも、アホみたいに大きなモンスターが闊歩しているフィールドというのはなかなか楽しい。

戦闘はまあよくこんなに挑戦的なシステムにしたものだ、と。基本的にはロール(役割、アタッカーとかヒーラーとか)割り当ての組合せをあらかじめ決めておいて、それをリアルタイムで指示する。これが結構忙しい。リーダーに限っては手動でコマンドを入力することもできるけど、相当慣れないとコマンド選択が間に合わない。

力押しなら攻撃オンリー、回復一人、全力で回復の3パターンでいけるか。やばくなったら召喚獣orフルケア。補助系を絡めると効率が良くなるのかな、そんな感じ。そして、画期的かもしれないのはMPの廃止。基本的には各ロールの使えるコマンドはノーコストで実行できる(ただし大技は時間がかかる)。前述の召喚獣を初めとする特殊技はリーダーのみコマンド経由で可能。

アイテム関連もまた思い切ったシステムだ。買い物はなぜか各地のセーブポイントでできる。その説明はたぶんない。しかし、買い物をするためのギルを得る手段があまりはっきりしない。一応換金アイテムは手に入るけど。そしてそれ以上に難しいのがお金の使い方。結局武器かアクセサリを改造するための素材を買う、というのが結論なのだけれど、その誘導がほとんど無い。ここははっきりと不親切だと思う。改造意外に強い武器を入手する方法は今のところ知らない。

お話はなんだか良く分からない。人間の上位存在のファルシ(神はファルシの上位存在)がいて、ファルシファルシの思惑で世界を引っかき回す、ということでいいのかな。あと、最初は衛星に作られたクローズドな都市から始まる。そして地表(からの侵略)を市民は恐れている、という設定。個人的には、「ああ、チュートリアルがこの星で、地表に降りてから本番かな」と予測していたら、おおむね間違ってはいなかったけど本番までが長かった。

良くも悪くも、いまのスクウェアエニックスは、DQ/FFのブランドに頼らないゲーム作りをするな、と思う。でもこんなエッジの効いたゲームが初速150万本かあ。まあ、そもそもFFシリーズで本当に簡単なのって召喚獣連打で大抵片がつくFF7くらいかもしれない。