RP村の定義

広義のRP村。一般的にRP村と言えばこちらであろう。発言に中の人を持ち出さず、与えられた(あるいは設定した)ペルソナに準拠する。弁論、推理、詐称は中の人の頭脳をフルに用いて、勝利を目指す。

すこし過剰にしたRP村。原則として勝利はめざすが、与えられたペルソナに知力、弁論、詐称スキルが制限される。たとえば、論理的にチェックメイトが分かっても、馬鹿なキャラクタを演じていた場合は、それを口にはださない。もうすこし過剰にすると、投票においても「チェックメイト」が理解できていなければ、頭の良い人を無視して、投票したい相手に投票する。

さらに過剰にして、狭義のRP村。アドリブで、面白い村を作るのが最大の目標。そのためには、村人が率先して明らかに真である占い師を吊ろうと、何も問題はない。いかにRPが下手な人を自然に退場させるか、ドラマ上誰を退場させるのが一番面白いか、などを考えて行動するのが基本的な指針。要は、目にしていない、耳にしていない情報は知らないこと。

徹底はされなかったが、実戦しようとしたのは冒頭にあるとおり、さらに過激なもの。プレイヤに与えられるのは「アーヴァインが人狼の存在をほのめかした」「アーヴァインが殺された」の2点のみ。この2点にしても、「聞いていなかった」ことにして、何も知らないまま行動しても良い。役職者についても同様。役職者であることを知らないまま行動してもよいし、知った上で、適切な設定をつけて役職者としてふるまっても良い。「投票」の存在についても同様。発言次第で「存在に気づかない」「気づいた者だけが投票、ただし完全なコントロールはできない」「何らかの設定でほぼ皆が存在を知っている」「ゲーム上は投票結果は公開であっても、RP上は投票内容、票数ともに知らない設定でもよい」

だいたいの雰囲気は理解いただけただろうか。あんまりつきつめると「リレー小説やれ」ということになってしまうが、24時間という制限時間をシステム的に設けることで、ライブ感覚を楽しむ。まあ、文字によるライブのアドリブ劇のようなものだ。