ほん(少年少女飛行倶楽部)

久しぶりの単行本(文庫や新書でない)の購入。有川浩の「三匹のおっさん」は見送っているが加納朋子はまだ見たら買ってしまうようだ。

お話のほうは文字通り飛行倶楽部である。部活が強制である公立中学(現実にアレは息苦しいよなあ)において、何故か存在する「飛行クラブ」のお話だ。野暮な言い方をすれば青春物語だ。だって帯にもあとがきにもそう書いてあるし。

しかしこれが「底抜けに明るい@あとがき」かあ。私はそれなりに重くなりうる内容を、語り手と書き手によってそれほど重く感じさせない話なんだと思うけど。

で、話としては、面白かったけど、ソフトカバー1667円也を考えると手放しで絶賛はしにくいなあと。まあ、読んで損はしないと思いますが、是非読みましょうという感じでもありません。