海の底文庫版の書き下ろし(有川浩)

追加された前日譚だけの話。空の中文庫版の書き下ろしに比べたらまあ読まなくても良い内容(こっちはかなり面白い)。いやもっと言ってしまえば、本編を始めて読んだときにこの追加がなくて良かった気がする。本編のラストシーンで気持ちよく読み終えることができたので。

でもこの売り方はどうなのだろう。単行本を買う私とかのもんにょり感は置いといて、利益率の高い単行本の売上に影響でないのかなあ。

新井素子を代表格として、文庫であとがきを書きなおす、追加する作家は普通にいるけど、書き下ろしを追加するのが普通な作家(まだ2冊だけど)って例を知らないなあ。図書館戦争DVDにも書き下ろしがありますね。DVDの方はこういう特典はもうちょっと一般的な気が。