残念な本2冊
お釈迦様もみてる ウェットorドライ
マリア様がみてるのスピンオフ。一冊でやめときゃええのに。と。マリみてはやたらに長く続いたけど、実に気楽に読めて、非常に綺麗に終わっただけにそのまま終わって頂きたかった。ジャンルとしては「男子校もの」ということになる訳だけれど、過去の名作と比べても何だかなあ。小説上のリアリティのない学校生活に、それを納得させる魅力のないキャラクター。多分そういうことになるのだと思う。
リリアンで起きるイベントは現実に「それはおかしい」レベルのイベントはほとんど無いが、花寺(こっちの舞台)で起きるイベントは現実では相当にありえない。それはマリみてで登場した体育祭からしてそうだ。文化系体育会系を源平になぞらえている舞台なのにそれは主軸じゃないし。有栖川というキャラクタもなんだかいろいろ残念なことになっているし。
……そいえばホモがホモとしてプラトニックなレベルで悩む話ってあんまり読んだこと無いな。