最近読んだのとかだら書き

アスラクライン」13巻でメインストーリー完結。もうちょっと引っぱるかと思ったけど早かったなあ。トータルとしてはまあまあ。外伝的な話だか何だかまだ出るみたいだけど、タイトルは普通に14ですかね。電撃の外伝はSS表記が多いけど。三雲作品はスニーカーでは「あんぷらぐど」。

そいえば三雲氏の短命に終わったシリーズって「未完」ってより「打ち切り」って印象があるなあ。具体的には「i.d.」「道士さま〜」。単純に全部買っている作家さんで、かつあれこれ書いていた時機があったから目立つ気がするのだろうか。純粋な「未完」と思えるのって「コールド・ゲヘナ」だけかな?

さよなら絶望先生」19集。安定してるなあ。伝統芸のような気すらしてきた。表紙絵の「ンサクタヲ本 ウョシマミヨ」を最初「本オタクさん 読みましょう」と解読してしまったのは我ながらどうかなあと思う。ごめんこれだけ言いたかった。

「悪夢のギャンブルマンション」「悪夢のエレベーター木下半太)」書店で背表紙買いしてみた。良くも悪くも音速で読める。いわゆるライトノベルより読みやすいんちゃうか。まあしかし何だ、ギャンブルを含めたいろいろな意味で危なっかしいゲームの駆け引きをメインとしたお話ってのはなかなか難しいのかなあ。あるいは探し方が足りないだけなのか。福本漫画に並べとは言わないけれど、もうすこし、こう。

漫画だと「嘘喰い」とか「ライアーゲーム」とか結構あるんだけどなあ。もうちょっとゆるめて「ギャンブルフィッシュ」とか「ギャンぶるっ!」とか。後者は勝ちに至る理屈が全く無いのが逆にある意味凄い漫画でした。ちょいと別枠。哭きの竜の系譜と言えなくもない。

バトルロワイアル」という殺人ゲームにしても系譜は「未来日記」という漫画になってしまう。「インシテミル」はもうちょっと、こう。矢野龍王氏のはどうなのかなあ。

このあたりで挙げた話は基本的に「ゲーム」の枠からはみ出すことなくお話がまとまっているのだが、「悪夢〜」は結構早いタイミングで枠を壊してしまう。いやむしろ、「どう壊すか」が主眼になっているんだろう。でも壊さない話で面白いのが読みたい。「エレベーター」より「そして扉が閉ざされた(岡嶋二人)」みたいな。